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オラン・アスリ KLでダム建設反対の抗議運動

オラン・アスリ KLでダム建設反対の抗議運動

2022.06.10 政治・社会
クランタン州に住むオラン・アスリ(原住民)100人以上が6月8日、ダム建設反対のため抗議運動をクアラルンプールで行った。オラン・アスリがデモを展開するのは珍しい。
デモを行ったのは17部族の約3000人のオラン・アスリを代表する市民団体「クランタン・オラン・アスリ村のネットワーク」のメンバーら。
同州南部のヌンギリ水力発電所のダム建設に反対し、「自分たちの家と先祖代々の土地が脅かされている」と主張する。 先祖の埋葬地までが水没する可能性があり、政党や非政府組織(NGO)などの支援を求めていきたいとしている。
同ネットワークは連邦憲法や1954年オラン・アスリ法、2007年にマレーシアが署名した国連教育科学文化機関宣言などの法律に明記された権利を尊重する必要があるとも主張。代替案としてタナ・メラ郡やマチャン郡に小規模ダムの建設を提案している。
この水力発電所は最大出力300メガワットの規模で、昨年11月に建設が発表された。 国営電力トゥナガ・ナショナル(TNB)は1986年に実地調査を行い、2016年に設計を完了させた。
2019年にマハティール政権がプロジェクトの続行を決めた。建設予定地周辺の1100人の住居が水没するとTNBは明らかにしている。
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