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強制的な死刑廃止で合意

強制的な死刑廃止で合意

2022.06.10 政治・社会
政府は6月10日、強制的な死刑を廃止し、裁判所の裁量で代替刑を科すことに合意した。
ワン・ジュナイディ首相府相(議会・法務担当)は、8日の閣議で、同氏による「強制死刑の代替刑に関する研究報告書」の提出を受けて、この決定に至ったと述べた。
「報告書に説明されている死刑の代替刑に関する特別委員会の勧告を原則的に受け入れ、留意することとした」と指摘した上で、「特別委員会は、リチャード・マランジュム元最高裁長官を委員長とし、元マラヤ最高裁長官、元事務総長、法律実務家、有力機関の法律講師、犯罪学者など法律分野の専門家で構成されている」と説明している。
マレーシアでは、例えば113.9gの薬物を売買した55歳のシングルマザーに死刑判決が下された事件を受けて、薬物関連の犯罪に対する死刑の強制執行を廃止するよう求める声が改めて高まっていた。
アムネスティ・インターナショナル・マレーシア(AIM)は、この事件は国の薬物政策が概して失敗していることを示していると糾弾している。
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