シンガポールとの国境が全面的に再開されてから2カ月以上が経った。そんな中、ジョホール・バルとシンガポールを結ぶ「コーズウェー」の両側で問題が続いているという。
マレーシア側ジョホール・バルの国境検問所では、エスカレーターが停止したり、パスポート検査の自動ゲートの故障といった問題が発生している。
また、シンガポールからジョホール・バルに入る際の検問ゲートの一部に夜間、入国管理官が配置されていない事態が起きていた。
その結果、パスポートにマレーシア入国のスタンプを得ないまま通過。その結果、マレーシアに「不法入国」したとして、数日間拘留されたドライバーもいるという。
このため、シンガポールの入管当局は、マレーシアに入国する際の注意事項をソーシャルメディア上で改めて喚起している。
シンガポールの入国に際しては、国外からの入国者(日本人を含む)に短期滞在許可証の記入をアプリ経由で行う仕組みが導入されている。
この方法は、2年以上前から運用されているが、コロナ禍を経て、紙ベースの出入国カードの使用を中止している。