今年の補助金総額　マレーシア史上最高額に

トゥンク・ザフルル財務相は6月26日、国家財務報告書のなかで今年の補助金総額が800億リンギ近くに達するとの見通しを示した。
補助金総額としてはマレーシア史上最高額になる可能性が大きいという。
政府はこれまでにインフレ率の抑制のため、ガソリンやディーゼル油、液化石油ガス（LPG）の燃料費（373億リンギ）、調理油（40億リンギ）、小麦粉、電力など（97億リンギ）を補助してきた。このほかにも貧困層向けの社会福祉、農業、漁業にも補助金を投じてきている。
同相は「他国と比較してもコントロール可能な状況を生み出している」と語った。また、貧困層や中流階層向けに社会経済的な弾力性を再構築するために強化する必要があり、国の財政資源の見直していくとも話した。