コタキナバルで物乞い一斉収容~100人超を摘発
2022.06.30 政治・社会サバ州州都のコタキナバルで6月29日、「物乞い」の一斉収容を実施した。市内各所で行われた統合作戦では、100人以上の子どもや大人の物乞いが摘発されたという。
サバ州国家安全保障会議(SPC)のヌール・アラム・カーン・ワヒッド・カーン・ディレクターによると、この日の取り締まりで、「パラオ(あるいはバジャウ・ラウト、海のジプシーとも呼ばれる)」に属する物乞いを収容できたとした上で、「彼らのほとんどは、有効な身分証明書を提示することができなかった」と話している。
統合作戦では、警察、市役所、出入国管理局、民間防衛局、福祉局、首席大臣局など、さまざまな機関の職員が関与。その結果、上々の結果を得たという。
こうしたパラオの人々は、ある一定の場所で物乞い活動を終えると、海上を移動して別の場所に現れて活動するという習性を持っているという。