クダ州バリンで洪水 3人が死亡
2022.07.06 政治・社会 クダ州南東部のバリン郡で7月4日、大雨による洪水が発生した。これに伴い9つの村落が冠水し、300人以上が避難センターに移った。また、流れされて行方不明になっていた3人は5日午前に遺体となって発見された。
同郡では4日午後2時ごろから局地的な大雨が3時間ほど続き、クパン川が氾濫した。同日夜には州政府は避難センターを3カ所に設置した。
同州のムハマド・サヌシ州首相は被害を受けた村落を5日に「緊急対応地域」と宣言。州と連邦政府機関による援助を迅速化させると述べた。
行方不明となっていたのはクパン地区に住む妊娠4か月の女性を含む家族3人。洪水で家ごと流され、5日午前にまず2人が、流されて積み上がった木の下で抱き合って死んでいたところを発見された。自宅から100メートル離れたところだったという。また、数時間後には家族である14歳の男の子も近くで見つかった。
死亡したサルマさんの夫(71)は4日午後4時に帰宅すると自分の家も近くの橋もなかったと説明した。