外務省、スリランカへの渡航延期勧告
2022.07.11 政治・社会マレーシア外務省は、スリランカでの騒乱のため、現地への不要不急の渡航を延期するよう勧告を出した。
外務省は7月10日の声明で、「スリランカの動向を注視している」とした上で、「在コロンボのマレーシア高等弁務官事務所(大使館に相当)は登録されたすべてのマレーシア人の安全を確保し、必要であれば領事援助を提供するために密接に連絡を取り合っている」と述べた。
スリランカの首都コロンボでは9日、大統領公邸の周辺を数万人のデモ隊が取り囲み、内部になだれ込む騒動となった。現地から伝えられているところでは、デモ隊が大統領公邸内のプールで泳いだり、キッチンで食料をあさったりしているという。
スリランカでは食糧不足などを理由とした抗議デモが3月中旬ごろから発生。5月にはデモ隊らの衝突で、死者も出ている。