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インドネシア マレーシアへのメイド派遣を凍結

インドネシア マレーシアへのメイド派遣を凍結

2022.07.14 政治・社会
 エルモノ在マレーシア・インドネシア大使は7月13日、両国政府が4月に締結したメイド派遣に関する覚書(MoU)にマレーシア政府が違反したと主張し、派遣を凍結することを明らかにした。凍結は同日から。

 同大使によると、覚書ではインドネシア人労働者の福利厚生を守るため、「ワン・チャンネル・システム」を通じて派遣されることが規定されている。しかし、マレーシア政府は覚書には記載されていない現行の「メイド・オンライン・システム(MOS)」を使っており、これが違反していると主張。MOSでは労働者の保護ができないとしてインドネシア側は強く使用を反対していたが、同大使は「運用されている証拠がある」としてメイド派遣を凍結すると説明した。MOSでは違法なエージェントも介在してインドネシア人をマレーシア国内に人材を派遣できることから、同国政府はこのシステムの排除を求めていた。

 サラヴァナン人的資源相には12日までにすでに凍結を通知しているとも同大使は語った。

 また、メイドのほか、インドネシア人労働者のマレーシア国内への派遣についても全セクターで一旦凍結するとも発表。現在、インドネシアからは1万5000~2万人が申請をしているが、すべて申請手続きを止めるとも同大使は説明した。

 マレーシア国内では人手不足が深刻なことから、政府は早急な対応を迫られる。
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