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1MDB関連の海外逃亡の容疑者 政府に接触

1MDB関連の海外逃亡の容疑者 政府に接触

2022.07.18 政治・社会
 イドゥルス・ハルン検事総長は7月16日、政府系ファンド1MDBの資金不正流用事件で海外に逃亡しているロウ・タエジョー(通称ジョウ・ロウ)容疑者が政府に接触してきたことを明らかにした。

 検事総長によると、同容疑者は代理人を通じて政府と和解を求めてきた。同容疑者は資金洗浄罪など8件で起訴されているが、これらの取り下げなどを求めてきたという。しかし、検事総長はこれらをすべて却下したと述べた。

 地元紙によると、同容疑者の代理人は米国ワシントンの法律事務所。今年5月にアパンディ・アリ元検事総長に接触し、同容疑者側は15億リンギの提供を申し出たという。

 アパンディ氏は政府側との会合を設定したことも認めた。検事局や汚職取締局(MACC)と容疑者の代理人側と複数回にわたって会合を行ったという。ただ、何回かの会合後に検事局側が突然中止したとも同氏は語った。

 同容疑者は1MDB社から37億8000万米ドルの資金を不正流用したとして同社とその子会社4社から損害賠償を求められている。また、米国やシンガポールでも資金洗浄罪などで起訴されている。

 同事件はナジブ元首相も大きく関与したとされ、逮捕・起訴されている。2020年7月には高裁で職権乱用罪で有罪判決を受けた。
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