医薬品の供給不足 年末までに回復の見通し
2022.07.27 政治・社会カイリ・ジャマルディン保健相は7月26日、国内の医薬品の供給不足は今年第4四半期までに回復する見通しを示した。
現在、国内では発熱や咳などの医薬品の需要が高まっている。パラセラモールの販売個数は今年第1四半期比で238%増になっているという。
政府は地元の製薬会社と協力して原薬を取り入れて、独自に医薬品を作る奨励策を取っている。
しかし、生産を増加させているにもかかわらず、一部の医薬品は供給不足に陥っている。
供給不足に陥っているのは、多くの原材料が中国で生産されており、同国でのロックダウンが影響しているためと同相は説明した。
また、民間医療機関からはインフルエンザ治療のためのプロメタジン、喘息治療のためのサルブタモールとテオフィリンの供給を求められており、政府は備蓄用医薬品から近く配布するという。
同相は「医薬品の価格は常にモニターしている」と述べ、高騰した場合は上限価格の導入などの措置に踏み切る考えも示した。