クランタン州 コタバル空港の国際線就航に意欲
2022.08.01 政治・社会クランタン州のアマル・ニック・アブドラ州副首相は7月30日、コタバル空港に国際線を就航させたい意欲を示した。インドネシア半島や中国のほか、日本からの乗り入れも視野に入れている。
州副首相は「コタバルはインドシア半島や中国、日本と距離的に近い。クアラルンプールからの飛行機もクランタン州の空域を通過している」と指摘。これら各国からの乗り入れで経済活性化につなげたいもようだ。
州副首相はまた、格安航空エアアジアがかつてクランタン州を地域ハブにさせるため、マチャン地区に200ヘクタールの土地を確保して空港建設を目指していたことも明らかにした。ただ、「特定の政党によって圧力があった」ために計画は白紙になったという。
同州政権は現在、全マレーシア・イスラム党(PAS)が担当しているが、国政与党でもあるため、副首相は国際線の就航が実現することに期待を寄せる。
コタバル空港はかつてシンガポールとの直行便があったが、現在は停止している。また、空港の拡張工事が進められており、完工すると年間400万人の利用客が見込まれる。同空港の離発着路線数はクアラルンプール、ペナンに次いで多い。