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違法レースに厳罰化へ 保護者も対象に

2022.08.10 政治・社会
運輸省は8月9日、道路上で違法レースを行う二輪車や自動車の運転手に対して厳罰を科すため、道路交通法を改正すると発表した。運転手が未成年の場合は保護者も対象となる。
国内ではマレー人の若者を対象に、夜中に違法レースが絶えない。7月にはペナン島の高速道路で違法レースを行い、5人が死亡している。
現行法では違法レースに対する罰金は300リンギだが、政府は事態を重く見て、改正案ではこれを最高1万リンギにまで引きあげたい考えだ。また、禁固刑を含むことも検討している。
18歳以下の未成年に対しては保護者にも同様の措置取る。さらに、二輪車の改造などに対してもより厳しい法的措置が取れるようにする方針のほか、違法レースの観客も処罰の対象となる。
同省のイシャム・イシャク事務次官は違法レースを「社会悪」と非難。総合的にも処罰するため、保険会社のデータベースで処罰者に対しては通常より多い保険料を課金できるようにしたり、二輪車などの違法改造を行った整備工場の営業免許剥奪も法案に盛り込みたい考えを示した。
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