ナジブ氏長男 父の地盤で次期総選挙に出馬か
2022.08.12 政治・社会横領や背任などの容疑で逮捕・起訴されたナジブ・ラザク元首相の長男モハマド・ニザール氏(44)が次期総選挙で父親の地盤から出馬することを模索しているもようだ。出馬した場合は統一マレー人国民組織(UMNO)からの候補となる。
連邦裁判所は8月15日にも政府系ファンド1MDBの子会社SRCインターナショナル社に絡む資金不正流用事件で、ナジブ元首相への判決を言い渡す予定。ここで有罪となった場合、元首相は次期総選挙で下院議員への出馬ができなくなる。
元首相の父であるラザク第2代首相が1974年に急逝した際に、ナジブ氏がパハン州プカン選挙区の地盤を引き継ぎ、今に至っている。ラザク家にとってこの選挙区への思い入れは強く、今後も一家で守り続けたいようだ。