ナジブ氏の控訴裁判の最終審理始まる

政府系ファンド1MDBの子会社SRCインターナショナル社の資金不正流用などで起訴されたナジブ元首相の控訴裁判の最終審理が8月15日に始まった。9日間の日程で行われ、8月26日が最終日となる。　 　 この裁判は2020年7月に高等裁判所が下した禁錮12年、罰金2億1000万リンギの判決に対する控訴裁判。昨年12月には控訴裁判所が高裁の判決を支持する判決を下しており、元首相にとって最後の審理となる。審理されている連邦裁判所で有罪判決が下された場合、同元首相は次期下院議員選挙に立候補できなくなる。 　 同元首相側はこの最終審理の直前になって弁護団を差し替えて臨んでいる。