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首相 高速鉄道プロジェクトの早期復活に意欲

首相 高速鉄道プロジェクトの早期復活に意欲

2022.08.24 政治・社会
イスマイル・サブリ首相は8月22日、シンガポールとの高速鉄道(HSR)プロジェクトを早期に復活させたいと述べた。
同国間とのプロジェクトは一旦中止となったが、マハティール政権の崩壊以降に復活させる話が出てきている。
首相は、ウィー・カーション運輸相がシンガポール側と復活に関して協議していることを明らかにした。
ただ、以前と同様の条件ではなく、「いくつかの変更は伴う」とも指摘。
また、原材料費が高騰しているため、総工費を圧縮するため駅の規模の縮小を検討する可能性があるとも述べた。
首相はマレーシア政府はタイ・バンコクとも同様の計画があるとも話し、将来はバンコク~クアラルンプール~シンガポール間を高速鉄道でつなぎたいとも語った。
さらに、タイと中国とも高速鉄道プロジェクトが進んでいることから、マレーシアから鉄道で中国にいけるような構想も考えているという。
クアラルンプール~シンガポール間の高速鉄道プロジェクトは全長350キロで、片道所要時間90分でつなぎ、2026年に完成する予定だった。しかし、2018年に政権交代となり、巨額の政府負債が発覚したことから、当時のマハティール政権が中止を決断。
違約金3億3000万リンギを支払ってプロジェクトは終了した。
ただ、シンガポール側はマレーシア側から提案があれば、協議に入る意向はあるとこれまでに述べている。
一方、イスマイル首相はまた、ジョホール州とシンガポールとの間の橋の混雑緩和のため、「第3大橋」の建設の必要性を検討していることも明らかにした。
まだ、計画段階だという。
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