KLIAのエアロトレイン 2025年に開通へ
2022.09.06 政治・社会クアラルンプール国際空港(KLIA)のメインターミナルからサテライトビルをつなぐ電車「エアロトレイン」の全面改修工事が2025年3月に完了する予定だ。空港運営のマレーシア・エアポーツ・ホールディングスのイスカンダル・ミザル社長が9月5日に明らかにした。
このエアロトレインはKLIA開港の1998年から運行しているが、老朽化が激しく、同社は全面改修を決断。今年3月から設計しており、来年3月まで輸送や安全基準を満たすため、入念に確認しながら進める。
2023年3月から改修工事に入り、完工までには2年かかる見通し。新しいエアロトレインは3両編成で、1編成あたりの最大収容人数は270人。片道1時間あたり約5400人を輸送する。車両購入費は7億リンギ。
現在もエアロトレインは運行しているが、時間限定としており、本数も減らしている。このため、代替輸送としてバスを24時間運行させている。
このバスは今年11月には1台あたり110人を収容できる新規バス2台を導入。また、来年2月には新たに4台を入れる予定。ターミナル間を片道3分でつなぎ、車内ではWi-Fiの接続や防犯カメラも設置するという。