強制死刑　来年までに廃止予定＝担当相

ワン・ジュナイディ首相府相（国会・法律担当）は9月6日までに、麻薬取引容疑などによる強制死刑を来年までには廃止すると述べた。10月の下院で提出される法改正案が成立した場合に実現する。
死刑と同様にむち打ち刑の義務化も廃止することが改正案に盛り込まれているという。実現すれば、これまでの強制ではなく、裁判官による裁量権が与えられる。ただ、死刑やむち打ち刑自体がなくなるわけではない。
強制死刑については殺人や麻薬取引など11の犯罪で有罪となると死刑が強制的に適用される。
強制死刑の廃止については、希望同盟（PH）の政権下だった2018年に取り上げられ、その後に死刑執行の猶予が与えられた。 2022年6月現在の国内の死刑囚は1342人。