サラワク州 2030年までにエビ養殖場7000ヘクタールに
2022.09.08 政治・社会サラワク州のステフェン・ルンディ農業近代化・地域開発相は9月7日、2030年までにエビの養殖場を7000ヘクタールにまで拡大させたい方針を示した。食糧の純輸出ができる州を目指し、現在の年間4億リンギから10億リンギ以上相当のエビを海外に輸出させたいとしている。
同州での現在のエビの養殖場は数百ヘクタールにとどまっている。さらに拡大させるため、州政府は民間企業と合併事業のため土地を提供するという。州内のサリケイ郡やリンバン郡、ラワス郡の3地区にエビの養殖場に適した土地をすでに特定し、今後事業を進める。
同相は同日、同州政府傘下の「サラワク州農業養殖団体(PPNS)」(会員数17万6000人)と民間企業のエビ養殖の合弁事業の締結式に臨席。ランブガン地区に286ヘクタールのエビ養殖場を作る。
PPNSは食糧増産のため、民間企業とこれまでに合弁事業を立ち上げている。これらを通じて増産を目に見える形にしてほしいとも同相はコメント。この団体会員の貧困層の月収を2030年までに6000リンギに引き上げたいとも説明した。