ナジブ元首相　刑務所で特別扱いを受けず

禁固12年の実刑判決を受けて収監されているナジブ元首相は刑務所内で警備以外は特別な扱いを受けていないようだ。地元紙が伝えた。
消息筋によると、元首相は警備目的のため独房が与えられている。他の囚人とは隔離されている以外は刑務所法に基づき他の囚人と同じ扱いを受けているという。食事は家族など外部からの持ち込みは禁止され、独房には扇風機のみでシャワーは冷水。第2代首相の嫡男として育ち、国のトップとしても暮らしてきた元首相にとっては厳しい環境であるには間違いない。
収監されているスランゴール州カジャン刑務所からはほぼ連日にわたって裁判所に出廷。政府系ファンド1MDBの別件の裁判の審理が続いているが、その際に手錠ははめられず出廷している。
元首相はすでに国王に恩赦を求める書状を提出したが、恩赦がない限りはで本人が81歳になる2034年まで刑に服さなければならない。