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バダウィ元首相が認知症に=保健相

バダウィ元首相が認知症に=保健相

2022.09.12 政治・社会
カイリ・ジャマルディン保健相は9月11日、バダウィ元首相(82)が認知症になっていることを明らかにした。保健相は元首相の娘婿。
同相によると、元首相は2009年に首相を退任してから認知障害の兆しが見え始め、徐々に悪化。娘(保健相の妻)や自分など家族の名前を忘れてしまった。最近は話すのも困難になるほど悪化しているという。
元首相は退任後、ほとんど公の場に出てこなかったが、同相は「認知症になったため」と説明。ほとんど車いすで生活している。
同相は「認知症は本人だけでなく、介護する側も大変だ。義理の母がどのように苦労しているかを見ているので大変なことがわかる」とも語った。
バダウィ元首相はマハティール氏が2003年に退任した後継として首相に就任。2008年に与党が惨敗したことを受け、同氏らから強い辞任要求を受けて2009年に首相を辞任し、政界から引退した。最近では死亡説が何度も出回っていた。
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