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クランの洪水危険地区62か所 1万人に影響も

クランの洪水危険地区62か所 1万人に影響も

2022.09.14 政治・社会
スランゴール州クラン郡災害管理委員会のシャーマン・ジャジャルディン委員長は9月12日、同郡内の62か所が洪水危険地区になっていることを明らかにした。12月までの間にこの地区で洪水が発生する可能性が高いとしている。
62か所はクラン港周辺のKampung Telok GongやPulau Indah、カパール地区近くのSungai SerdangやKampung Tok Mudaといった地区の海岸沿いや川沿いの場所。洪水が発生した場合はこの一帯の約1万人が被災するとみられている。
洪水は高潮と大雨が重なったときに発生する。11日に高潮は発生していたが、雨が降らなかったため洪水が起きなかったという。
気象局によると、今月から来年2月の間に南西モンスーンから北東モンスーンの移行期間になり、この間が危険。特に10~11月にかけて洪水が発生する可能性が高いとしている。今月中旬からは平均月あたり100~400ミリの降水量が見込まれており、クラン港周辺では洪水の発生率が高いとも同委員長は説明。クラン港対岸のPulau Indahの沿岸では最高水位が5.5メートルとも予測されている。
同港近くのPulau Ketamでは今月24~25日に避難訓練が行われ、災害時の対応方法などを住民が学ぶ。
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