モンスーン時期の州議会解散はしない=ペナン州首相
2022.09.21 政治・社会ペナン州のチョー・コンヨー州首相は9月20日、下院議会がモンスーン時期に解散された場合は州議会を解散させない可能性があると述べた。大雨で洪水が発生する恐れがあり、「リスクが高くなるため」と説明した。
マレーシアでは下院議会が解散された場合、各州の州議会も同時に解散する慣例がある。
同州首相は、「自宅が浸水して生死に関わる状況になったとき、有権者はどのように投票権を行使できるのだろうか」とモンスーン時期の解散総選挙に疑問を呈した。投票所も浸水する可能性も高く、投票用紙のが届かないなど投票ができない可能性もあると指摘。投票ができないのに「民主主義国家と呼べるのだろうか」とも語った。国政与党はこういった課題も考慮に入れて解散すべきだとも主張した。
国政野党の人民正義党(PKR)は先に雨が降るモンスーンの時期に投票を行うことに異議を立て、国民投票の実施を計画していると発表している。