自殺未遂罪の廃止は内務省次第=保健相
2022.09.30 政治・社会カイリ・ジャマルディン保健相は9月29日、刑法第209条で記載されている自殺未遂罪を廃止したい考えを示した。
政府内では自殺未遂罪の廃止の研究がされていたが、同相は先にその研究結果を受理した。同相は以前にも自殺未遂罪を無くすよう議論していたが、内務省が同意せず、先に進んでいないとも説明した。
今後、研究結果をもとに内務省を説得していく意向を示した。国内では自殺者が増加傾向にあり、保健省はカウンセリングなどのプログラムに4億858万リンギの予算を割り当てているが、来年度予算では2.5%増の予算を財務省に求めているという。
刑法第209条では自殺未遂者は、禁固1年以下もしくは罰金、またはその両方を科せられると規定されている。