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ラオスでマレーシア人700人が強制労働か

ラオスでマレーシア人700人が強制労働か

2022.10.05 政治・社会
ラオスでマレーシア人700人が強制労働をさせられているようだ。地元紙が報じた。
この700人は中国が所有するカジノやリゾートホテルで雇われたが、実際の業務はオンライン上での詐欺行為。ラオスに到着した時点で旅券や携帯電話を没収されるため、誰にも連絡できずにいるのだという。
雇い主に背いたりすると虐待や拷問を受けることが多く、また解放のためには身代金5万~10万リンギを要求するという。地元紙『ブナール・ニュース』は同国のボケオ県での事例を紹介している。
同国のゴールデントライアングルにある経済特区(SEZ)ではマレーシア人の労働者が多いとそこで働くラオス人の声も同紙は掲載。ベトナムやミャンマーからの労働者も多く、ほとんどがオンラインの詐欺行為に従事させられているという。
マレーシアの非政府組織(NGO)のマレーシア国際人道支援機構(MHO)などは先に高収入の仕事を約束されたマレーシア人がラオスで捕らえられ、命令に従わない場合は殴打や銃撃を受けるケースをがあるとも報告。一部のマレーシア人女性はラオスで売春を強要されたという。
MHOのヒシャムディン・ハシム事務局長によると、在ラオス・マレーシア大使館が6人を救出したほか、4人も逃げてきたことも明らかにした。ただ、ラオス当局は犯人を処罰しない方針だという。
サイフディン外相は現在、海外で2500人以上のマレーシア人が強制労働させられていることを明らかにした。ラオスのほか、カンボジアやミャンマー、タイにおり、救出するため、2023年度予算に救出費を計上したとも話した。これまでに261人が救出され、88人の場所を探していることも明らかにした。
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