下院議員の政党の鞍替え禁止 5日から施行
2022.10.06 政治・社会ワン・ジュナイディ首相府相(国会・法律担当)は10月4日、下院議員の任期中の政党の鞍替えを禁じる連邦憲法改正が5日から施行されると発表した。4日に国王が承認したと述べた。
この改正案は7月28日に下院議員で過半数の支持を得て可決。上院でも大半が賛成して、9月6日に法律として公布された。
この改正法は2018年に成立したマハティール政権が一部議員の造反で崩壊。ムヒディン政権も同様の憂き目をみて、政権を安定化するために与野党が提案して可決成立させた。
下院議員は今後、任期中に政党を変える場合はいったん辞任して選挙で有権者からの信任を得る必要がある。
同相はまた、首相が各州に書簡を送り、政党鞍替えを禁じるための各州憲法の改正を提案し、州議員に対しても禁じることができるよう求めるとも述べた。