希望同盟の州議会の解散はない=アンワル氏
2022.10.07 政治・社会野党の人民正義党(PKR)のアンワル・イブラヒム総裁は10月5日、連立政党・希望同盟(PH)が多数を占める州議会3州は解散させないと述べた。
3州とはペナン州、スランゴール州、ヌグリ・スンビラン州。
マレーシアでは下院議会が解散した場合、州議会も解散する慣例があるが、3州はこれにならわない方針だ。
PHと3州の州首相との協議で、雨季による洪水の発生を配慮して州議会は解散しないことが決まったと同総裁は述べた。雨季が終わる2月か3月までは州議会の解散はないとしている。
一方、与党の全マレーシア・イスラム党(PAS)は同党が握るクダ州、クランタン州、トレンガヌ州の州議会を同様の理由で2023年3月まで解散させないと先に明らかにしていた。ただ、同党内で解散の声が高まっているようで、「解散の有無について協議に入る」とし解散を検討している。