9月末のデング熱感染者数 スランゴール州が最多
2022.10.07 政治・社会保健省のノール・ヒシャム衛生総監は10月6日、第39週目(9月25日~10月1日)のデング熱感染者数の最多はスランゴール州だったことを明らかにした。
同州は748人だった。次にサバ州173人で、ここでは2人が死亡した。続いてクアラルンプールとプトラジャヤで163人、ジョホール州で131人などとなった。
39週目の総数は1460人だったが、前週の1533人から73人減少した。ただ、感染者数の多い地区(ホットスポット)は前週の48地区から55地区に増えており、同省は警戒を強めている。
一方、デング熱と蚊からうつるチクングニア症の感染者数は39週目で新たに3人が見つかった。3人ともスランゴール州からで、総数は649人となった。
北東モンスーンの移行期となり、雨が多くなることから蚊の繁殖地も増加する。このため、同省は防止を怠らないよう呼びかけた。