マハティール元首相 下院選の出馬を表明
2022.10.12 政治・社会マハティール元首相(97)は10月11日、次期下院選でクダ州ランカウィ島選挙区から出馬すると表明した。
同元首相は自身が設立した闘争党から出馬する。ただ、他党との連合政党 「祖国運動 (GTA)」は団体登記局での登録が済んでいないことから、GTAに参加する他党は闘争党の下で選挙戦に挑むという。
他党と連携する闘争党は120選挙区で立候補を立てる。同元首相は「過半数は獲得したい」との意欲を示した。下院の定数は222人であるため、111人を当選目標とするとしている。
雨季に総選挙が行われることについて、同元首相は「統一マレー人国民組織(UMNO)は勝利するために雨季の投票を選んだ」と批判。低投票率で圧勝させたい思惑があると主張した。また、総選挙後にUMNOが勝利した場合はUMNOがナジブ元首相の恩赦を求める可能性があるとも指摘した。