出入国管理局職員2人 密入国支援で逮捕
2022.10.13 政治・社会出入国管理局のカイルル・ザイミー局長は10月12日、密入国を支援した疑いで同局の現職職員2人(20歳と27歳)を逮捕したことを明らかにした。2人はジョホール州ジョホールバルで勤務する職員だった。
同局は先にバスターミナルのラーキン・セントラルで捜査を行った。ここでインドネシアからの密入国者25人を逮捕。手配していた34歳と39歳のマレーシア人2人も逮捕した。
この手配者2人はすでに同局のブラックリストに載っている人物を今年4月の国境再開以降に密入国させていたことが判明。このバスターミナルには密入国した人向けの特別室があり、ここで同局職員2人により偽のスタンプが旅券に押された後、密入国者はクアラルンプール行きのバスに乗っていたという。
密入国者は業者に1人あたり5000~8000リンギを払って密入国。これまでに少なくとも600人が密入国し、業者は250万リンギ以上の利益をあげていたとみられる。