通産相 首相の解散理由に異論
2022.10.14 政治・社会統一党所属のアズミン・アリ通産相は10月12日、先にイスマイル・サブリ首相が説明した解散理由について異論を語った。
首相は統一党と全マレーシア・イスラム党(PAS)が組む連合政党「国民連盟(PN)」の閣僚12人が国王に対して下院議会を解散させないよう求める書簡を送ったことが解散の原因になったと主張した。
しかし、通産相によると、9月7日に解散については閣僚全員との協議で合意してから解散することで一致。また、9月21日に解散について議論した際に洪水が発生した際にその対応や経済回復に注力することで閣僚の意見はまとまった。この際にPNの閣僚は解散させない立場を表明もしていたという。
同相は「これは統一マレー人国民組織(UMNO)の総裁が首相にプッシュしたためだろう」と推測。UMNOに対する不信感もあらわにした。