外国人ら12人　衣服の万引きで逮捕

スランゴール州プタリンジャヤ郡警察はこのほど、クラナジャヤ郡の商業施設にある衣料品店で万引きをした外国人ら12人を逮捕した。逮捕されたのは外国人の男女11人とマレーシア人1人。
この事件は10月3日に衣料品店の出口で外国人の女が盗難防止用の探知機が鳴ったため、警備員が確認したところ、衣服をかばんの中に隠し持っていたことが判明。警察当局に身柄を引き渡した。
同郡警察が捜査したところ、この日の午後2時半から3時間にわたってこの衣料品店から衣服142着がなくなっていることも判明。被害総額は1万7000リンギにのぼる。
逮捕された女の供述から警察はクアラルンプール市内の格安ホテルで関係者らを事情聴取。部屋の中には衣服67着、磁気タグ剥離器23個、タグ7個、アルミホイルなどが見つかった。ここでは容疑が固まったため、この部屋を利用していた11人を逮捕した。
この万引き集団は今年3月から活動していたとみられ、商業施設に入る衣料品店17軒で万引きをしていたこともわかった。万引き防止用に衣服にはタグが着けられているが、これをアルミホイルで包んだ袋を被せて探知機をすり抜けていた。衣服は外国人の出身国に送って販売していたという。