マハティール氏のGTA 121人の公認候補を発表
2022.11.04 政治・社会マハティール元首相が率いる連合政党「祖国運動党(GTA)」は11月2日、下院選挙の公認候補121人を発表した。自身もランカウィ島選挙区から立候補する。
候補者には元首相の息子であるムクリズ氏のほか、知名度のある俳優や映画監督も含まれた。同元首相は「5日の告示日前にはさらに候補者を決定させたい」とも述べた。
また、「犯罪者が率いる政権からクリーンで信頼できる政権に変えることが目的」とも述べて政権奪取に意欲を示した。与党・統一マレー人国民戦線(UMNO)は「犯罪者に乗っ取られた政党」と断罪。起訴されている候補も多く、「もはやマレー人の利益を代表する政党にはなっていない」とも批判した。
元首相は先に目標獲得議席を下院過半数の111議席とも述べていた。
GTAは元首相が創設した闘争党、マレーシア・大ブミプトラ党(Putra)や全国インド・ムスリム連盟党(Iman)、ブルジャサのほか、非政府団体(NGO)などから構成される。団体登記局にはまだ政党が正式に登録されていないことから、闘争党のロゴで選挙を戦う。