下院総選挙告示日 945人が立候補
2022.11.06 政治・社会第15回下院議会選挙が11月5日に告示された。各候補者は選挙管理委員会(EC)に届けを出し、定数222人のところを945人が名乗りを挙げた。2週間後の19日に投開票が行われる。
ECが発表したところによると、野党の連合政党「希望同盟(PH)」(人民正義党(PKR)や民主行動党(DAP)などが参加)が最多の候補者数で206人。次に与党の「国民戦線(BN)」(統一マレー人国民組織(UMNO)やマレーシア華人協会(MCA)、マレーシアインド人会議(MIC)など)が178人、同じく与党の「国民連盟(PN)」(統一党や全マレーシア・イスラム党(PAS)など)が149人。マハティール元首相が率いる「闘争党」(同党が中心の連合政党「故郷運動党(GAT)」は団体登録が完了していないため候補者は闘争党下で戦う)は116人、無所属は108人。サバ州の地域政党「サバ州遺産党」は52人で、マレー半島にも立候補者を立てた。
マレーシアはすべて小選挙区。1選挙区の当選は1人のみ。最も候補者が多いのはクアラルンプールのバトゥ選挙区の10人となった。
また、3州(パハン、ペラ、ペルリス)の州議会選挙も告示され、3州で434人が立候補届を出した。サバ州議会のブガヤ選挙区は補選となり、7人が立候補している。
今回の総選挙では有権者年齢が18歳にまで引き下げられた最初の大型選挙。約140万人の新たな有権者が加わり、有権者総数は約2117万人。