ナジブ氏がいなければ政権交代はなかった=MIC副総裁
2022.11.15 政治・社会マレーシア・インド人会議の副総裁であるサラヴァナン人的資源相はこのほど、2018年の総選挙でナジブ元首相が選挙に出ていなければ政権交代はなかったとの見方を示した。
同相は「ナジブ氏のイメージがインド人の間で(与党)国民戦線(BN)への支持を離れさせた一因だった」と指摘。同氏のイメージのほか、政府系ファンド1MDBの問題、物品サービス税(SST)といった問題が野党に喧伝されたためにインド人は野党の支持にまわってしまったと説明した。
先に行われたマラッカ州とジョホール州の州議会選挙でインド人の支持はBNに戻ったとも同相は説明。このため、19日の総選挙ではBNが勝利するとの自信も示した。
同党は2018年の総選挙で壊滅的な打撃を受け、それまでの4議席から2議席に議席を減らした。