18歳以上の糖尿病患者　約390万人＝保健省

保健省のノール・ヒシャム衛生総監は11月15日、18歳以上の糖尿病患者が総人口の18.3％にあたる約390万人いることを明らかにした。このうち半数は病状に気づいていないという。
同省は先に「国家健康診断イニシアチブ（NHSI）」を実施し、40歳以上の35万5888人を検査。このうち全体の約55％にあたる19万5215人が、がんや心臓・脳血管疾患などの非感染性疾患（NCD）であることが判明。また、検査総数のうち13万7380人はNCDはなかったものの、肥満、喫煙、高血圧、コレステロール値が高いといったNCD危険因子が発見された。残りの2万3293人は健康状態だったという。
また、40歳以下では21万414人が検査を受けた結果、約40％を占める8万4395人がNCDと判明。9万7158人はNVDのリスクをもっていると診断された。
同衛生総監は「糖尿病は未治療の期間が長いほど合併症や早死のリスクが高くなるため、糖尿病の発見と早期治療が病気の管理上重要だ」と述べ、血糖値やコレストロール値を確認するよう呼びかけた。