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10代首相にアンワル氏、PH・BNが連立樹立へ

10代首相にアンワル氏、PH・BNが連立樹立へ

2022.11.24 政治・社会
アブドゥラ国王は11月24日午後、第10代首相にアンワル・イブラヒム元副首相を指名した。19日に実施された第15回総選挙(GE15)でどの政党も単独での過半数を得られず、複数政党による連立の可能性に向け、調整が続いていた。選挙結果確定後、5日を経てようやく首班指名にたどり着いた。
首相が決定したことを受け、同日午後5時から王宮で首相宣誓式が実施された。
総選挙の結果が単独過半数を得た政党がない「ハング・パーラメント」となったことを受け、開票結果が出た直後から政党間の連立に向けた調整が活発化したが、いずれも合意に至らなかった。
これを受け、王宮事務局は各政党に対し、一旦は21日午後2時を期限に次期首相候補リストを提出するよう要請したものの、これを24時間延期。締切後の22日午後、アブドゥラ国王が上位2党の党首である希望同盟(PH)のアンワル・イブラヒム氏と国民連盟(PN)のムヒディン・ヤシン氏を王宮に召集し、両党による連立を促したとされるがこの日のうちには結論が出なかった。国王は23日にもアンワル、ムヒディン両氏と個別に面談に臨んだ。24日午前には9州のスルタンが出席する特別統治者会議が開かれ、アブドゥラ国王が各スルタンに意見を求めていた。
一方、PHは23日午後、前首相のイスマイル・サブリ氏率いる国民戦線(BN)との間で連立政権樹立に向け合意に至っていた。BNは1959年の総選挙以来、下院で多数を占めてきた。今回の総選挙では、政権交代となった2018年の79議席から大きく獲得議席を減らし、過去最小となった。
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