2021年の離婚件数 前年比約7%減
2022.11.29 政治・社会マレーシア統計局(DOSM)が発表した最新の婚姻・離婚統計によると、2021年の離婚件数が前年比7.1%減の4万3934組だった。
減少した主な理由は活動制限令が発せられていた2020年3月18日から2021年11月21日までの期間に国家登録局や民事裁判所、シャリーア裁判所が閉鎖されていたため。「回復のための活動制限令(RMCO)」期間中には再開されたものの、裁判所で処理できる件数が限られていたことも起因していると同局は説明した。
宗教別に見ると、イスラム教徒間での離婚率が最も減ったのはサラワク州、ついでペルリス州、ペナン州だった。また、非イスラム教徒間の離婚は1万2284組で、前年比30.4%増。スランゴール州、クダ州、クアラルンプールで増加率が高かったという。
一方、2021年の婚姻件数は21万4943組で、前年比15.4%増。イスラム教徒間の婚姻で最も増加率が高かったのはクランタン州の同比61.3%増、ラブアン島の同比56%増、プトラジャヤの37.3%増となった。非イスラム教徒間の婚姻件数は3万8941組にとどまり、同比4.7%減だったという。