アンワル内閣 閣僚発表
2022.12.02 政治・社会12月2日午後、アンワル内閣の閣僚が発表された。閣僚ポストは28人で、前イスマイル・サブリ政権時の32人からは減っている。組閣前からアンワル首相は、経費削減のために閣僚を減らす意向を示唆していた。
アンワル首相は、国民戦線(BN)のアーマッド・ザヒド氏とサラワク連盟党(GPS)のファディラ・ユスフ氏を副首相に指名した。なお、今回の組閣では「上級相」に当たるポストはない。
アンワル首相は財務相を兼任。首相はかつて、マハティール政権の1991~1998年に財務相を務めていたことがある。また、ファディラ氏は農林水産相を兼任する。
希望同盟(PH)からはダトゥ・スリ・サイフディン氏が内務相、アンソニー・ローク氏が運輸相に就任した。
また、保健相にはザリハ・ムスタファ氏が就任している。
なお、国際貿易産業相として任用されるザフルル・アジズ前財務相は、先の総選挙では落選したものの、閣僚就任に先立ち、12月3日に上院議員となった。