気象専門家、更なる洪水を予想=15日まで注意
2022.12.13 政治・社会マレーシアの広い範囲に影響を与えている大雨について、気象アナリストは活発なラニーニャ現象やダイポールモード現象(IOD)によって引き起こされたモンスーンによる降雨のために、今後3日以内にまたも大きな洪水に見舞われると予測する。
国立南極研究センターの気象専門家であるアジザン・アブサマ教授は11日の洪水について、地元メディアに対し、「モンスーン雨は南シナ海に強い風を発生させただけでなく、ラニーニャと(インド洋熱帯域の東部で海水温が低く、西部で海水温が高くなる)ダイポールモード現象によって、半島の東海岸に大雨を引き起こした」と分析している。「連続する大雨で、河川を危険な水位まで上昇させ、豪雨の継続で河川は溢れ出し、幾つかの州で洪水を引き起こす」との見方も示している。