KLIAで白タク業務　19人を逮捕

クアラルンプール国際空港（KLIA）で12月12日、空港から市内まで違法な輸送サービスを提供したとして19人を道路交通局（RTD）が逮捕した。
逮捕されたのはほとんどがKLIAのターミナル2の到着口。空港に到着した観光客に主に声をかけて、市内まで80～150リンギを請求していた。
同局は地方に滞在する取締官を投入して覆面捜査を実施。
声をかけられて白タクに乗車したところで運転手を逮捕した。
逮捕された19人のうち15人は自家用車を使用し、残りはタクシーなどの車両を使っていた。
また、数人は女性で夫が失業したために違法にやっていたとも自供しているという。
空港での白タク行為は後を絶たず、今年1月から12月12日の間に白タク行為で逮捕された容疑者らに課された罰金総額は42万6,800リンギに達した。
また、2015年からは630人が逮捕されており、うち29人が禁固刑で収監されている。
空港では白タクに乗らないよう告知しているが後を絶たないようだ。
特に最近では中東からの観光客をターゲットにした高級車を使った白タクもあり、同局はこれに目を光らせている。
アラビア語などが堪能な客引きが観光客にペナンやジョホールへの1～2週間のツアーを提示し、数万リンギを請求するという。