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土砂崩れ 国内で2番目に最悪な事故

土砂崩れ 国内で2番目に最悪な事故

2022.12.27 政治・社会
12月16日に発生し、31人が死亡したスランゴール州バタンカリ地区の大規模土砂崩れによる被害は国内で2番目の災害だった。
マレーシア特別災害救助隊(SMART)によると、マレーシアの歴史で最悪の事故はスランゴール州ウル・クラン地区で1993年12月に発生した12階建ての「ハイランドタワーズ・コンドミニアム」の崩壊事故。付近の森林伐採などにより地面が侵食して建物が崩壊。住民ら48人が死亡した。
今回のバタンカリ地区では16日午前2時半ごろにキャンプ場で土砂崩れが発生。キャンプを楽しんでいた92人が事故に巻き込まれた。シンガポール人も含め61人はかろうじて助かった。死亡したのは大人が18人で、子どもが13人。
SMARTのカイルル・ジャミル隊長は早朝に緊急の電話を受け、犠牲者数にショックを受けたという。これまでの土砂崩れではたいがい3~4人が事故に巻き込まれたが、連絡を受けたときには100人以上が巻き込まれているとの一報に接した。
二次被害を防ぐため、同隊は地殻変動を監視するための構造物センサーを導入。重機などを使って深さ20メートルほどを慎重に掘って次々と遺体を発見していったという。
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