5人未満企業への最低賃金引き上げ 7月まで延期
2022.12.27 政治・社会政府は12月27日、従業員が5人未満の企業に対する最低賃金を1,500リンギとする規則の実施時期について、当初の1月1日から7月への延期を決めた。
これは4月に官報を通じて発表した「2022年最低賃金令」に基づく規則を修正したもの。5人以上の企業については5月1日以降、最低賃金は月額1500リンギに引き上げられている。
今回の決定について、シバクマル人材資源相は、「零細企業の準備状況を考慮した上で行われた」と述べた上で、「利害関係者の意見と、来年に予想される経済的・財政的課題も考慮した」と説明している。
なお、5人以上の従業員を雇っており、その職業活動がマレーシア標準職業分類に該当する企業は、引き続き1,500リンギの最低賃金を支払わなければならない。