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与党のタジュディン議員 性差別発言で議会紛糾

与党のタジュディン議員 性差別発言で議会紛糾

2022.07.21 政治・社会
統一マレー人国民組織(UMNO)のタジュディン議員が7月20日、国会の審議中に性差別発言をした。野党側は反発し、議会が紛糾した。
 
紛糾は「反セクシュアル・ハラスメント法案」が審議されているときに発生。前日に野党議員が「複数の与党議員が頻繁に国会で性差別発言を行っている」と批判していた。
タジュディン議員はこれに対して怒り、野党のテオ・ニーチン議員(民主行動党(DAP)所属)が発言しているときに口を挟んだ。UMNOは女性の尊厳を守っていると擁護したうえで、「DAPの女こそが問題だ。猥褻に振る舞い、口が悪い」などとまくし立てた。
ラシド副議長が仲裁に入ったものの、野党側からは懲罰措置を下すよう強く要求。審議は紛糾し、時間切れとなってタジュディン議員は退出した。
同議員のこれまでの行動には国民からの批判が強い。公共交通機関運営のプラサラナ社の会長だった2021年5月、LRTの事故が発生した際は現場に駆けつけず、また記者会見でもマスクをしないなどしたため、政府は会長職を解任。今年6月にはUMNOの最高執行評議会委員を解任されたあとはインドネシア大使への転任が決まっていた。しかし、UMNOのザヒド・ハミディ総裁の辞任を要求したため、大使職は直前で白紙になった。
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