ロシア人の女 ムルデカ118の映像は「本物」と主張

クアラルンプールで建設中の高層ビル「ムルデカ118」の屋上で撮影された映像の真偽について地元警察の捜査が進む中、その詳細について「登頂を果たした」ロシア人の女がツイッター上に侵入経路などについて投稿した。
ロシア人のアンジェラ・ニコラウは「extreme roofer girl」と自称。眼鏡とヒジャブ、ヘルメットや作業服を着用して建物に侵入し、1階から32階まで登ったと説明。建設作業員が休憩している隙をついて、ビルの最上階に向かったという。”登頂の様子”を撮影した映像をNFTで公開する予定だとし、「この偉業を誰かが自分のものにしてほしい」と付け加えた。
このツイートはマレーシアのネットユーザーから多くの反発を受け、不法侵入だと非難されているほか、この行動を無礼だと非難する人もいた。
ムルデカ118を開発するPNBムルデカ・ベンチャーズは昨年12月29日の声明で、同ビルはまだ建設中のため不法侵入した者には法的措置が取られるとし、私有地であるため不法侵入者には法律の及ぶ最大限の範囲において責任を負うことになると述べた。
警察は、マレーシア通信マルチメディア委員会（MCMC）とも協力して、この映像の信憑性を調査しているという。