
GRS主導のサバ州政府 政権崩壊
サバ国民連合(GRS)が主導する連立政権が多数派を占めるサバ州議会で、17人の下院議員を擁する国民戦線(BN)が連立から離脱した。これにより、27カ月に及んだサバ州の連立政権が崩壊した。
今後は、州議会の議員定数79名のうち、単独過半数である40議席を与党側が獲得するか、これに達しない場合は臨時で選挙を実施する必要がある。
GRSは、現在29人の州議会議員がいるにとどまり、BNが離脱する前には少数政党などの支持者を含め53人の議員の支持を受けて連立政権を維持していた。
この発表は、ハジジ・ノール州首相率いるGRS政権を失脚させる動きがあるとの憶測を受け、野党側のワリサンが記者会見を開いてから、わずか約36時間後に行われた。
BNは、ワリサンや他の小政党と組んで次の州政府の樹立を目指すと予想される。
一方、GRSはサバ希望同盟(PHサバ)所属の7議員や、他の分派政党や無党派と組む可能性がある。