エアアジアX、欠航便の予約者に補償を提供
2023.01.15 政治・社会格安航空会社(LCC)エアアジアの中・長距離部門エアアジアXは、1月2日に欠航となったメルボルン発クアラルンプール行きD7 219便の予約者に対し、欠航補償を提供したことがマレーシア航空委員会(Mavcom)の調査によって明らかになった。
Mavcomは、この措置はマレーシア航空消費者保護コード2016(MACPC)に従って行われたと述べた。航空会社はこれに基づき、フライトがキャンセルされた場合、乗客は早急かつ乗客の都合に合わせて後日返金または代替便を提供されることになる。
補償の選択肢として、乗客が選択した旅行日への無料のフライト変更、航空券の費用のクレジット口座への変換、未使用の航空券の払い戻しのオプションが含まれる。
Mavcomは消費者に対し、フライトに関する情報をSNS上などで投稿する際には注意を払う一方、苦情は公式ルートを通じて対応し、徹底した調査が行われるよう十分な情報および書面を提供するよう奨励した。
一方、Mavcomは、バティック・エアが2022年12月22日にクアラルンプール発クチン行きのOD7634便が遅延についれ、170人の乗客に影響が出たが、同社の説明に不満があると述べた。
その後、Mavcomは1月12日に同社に対して理由書提出を求める要請をしたという。
また、MACPCへの違反の程度によっては、航空会社は最初の違反で最高20万リンギ、2回目以降の違反でその10倍の罰金を科される可能性があるという。
これまでにMavcomは、MACPCの不遵守を理由に複数の航空会社に総額470万リンギの罰金を科している。
Mavcomは、「客観的で綿密な調査を実施し、適切な強制措置を決定するための決定的な結論を出すことを保証する義務がある。したがって、航空会社と影響を受ける消費者からのすべての情報を検証し、次の措置が正当であることを確認するために厳格な措置を講じなければならない」とも述べている。