
地滑りの高リスクの場所 全国に1000か所以上
アレクサンダー・ナンタ公共事業相は1月18日、地滑りの危険がある場所を1000か所以上特定したと述べた。ただ、資金がないため、すぐには措置を取れないとも話した。
昨年12月16日にスランゴール州バタンカリ地区で大規模な地滑りが発生し、31人が死亡したことを受け、同省はリスクの高い場所の特定を急いでいた。
同相によると、国際基準で道路の種類に応じて5年毎に再舗装することが求められているが、マレーシアでは20年以上にわたって再舗装されていない道路もある。
同相は「非常に憂慮すべき事態だ」と述べたものの、資金不足のため、地滑りが発生した際に対応するしか現在は手立てがないという。
このため、現在策定中の2023年度国家予算案に盛り込むため、財務省に対して予算を要求しているとも同相は話した。