MH17便撃墜めぐる裁定は可能＝欧州人権裁が判断

欧州人権裁判所は1月25日、2014年のウクライナ東部で起きたロシアによる権利侵害の疑いについて、オランダとウクライナがロシアに対して起こした裁判を裁くことができると判断した。
この判断は、マレーシア航空MH17便の撃墜事件をも念頭に置いている。
フランス北東部ストラスブールにある欧州人権裁判所の判決は、ウクライナにおけるロシアの行動に対する法的責任を追及するオランダとウクライナの取り組みに大きな進展をもたらし、賠償命令への道を開く可能性がある。同裁判所によると、裁判の本案件に関する判決は後日行われるという。
これらの訴訟は、ロシアが昨年2月、ウクライナへの本格的な侵攻を開始する前に提訴されている。