Maybank2uとMAEアプリ、ネット詐欺対策機能を追加

国内大手銀行のメイバンクは、「Maybank2u」とアプリ「MAE」の両方にオンラインバンキングへのアクセスを凍結できる「キルスイッチ」機能を追加した。
これは、同行の口座を保有する利用者向けにセキュリティ対策として機能するもの。オンライン詐欺の被害にあったと思われる場合、キルスイッチを使用して「Maybank2u」またはアプリ「MAE」で口座へのアクセスを一時的に停止することでログインしている端末全てがログアウトされ、預金を保護することができる。
なお、口座へのアクセスを一時的に停止した場合でも、ATMでは通常通り現金の引き出しができ、デビットカードやクレジットカードを使うこともできる。
一方、他行では、CIMBは1月初め、OCBCは2022年12月末に独自の「キルスイッチ」機能を導入した。
このセキュリティ対策機能の導入は、マレーシアの銀行が今年6月までに中銀のバンク・ネガラ・マレーシア（BNM）の金融詐欺撲滅のための5つの主要施策を実施する中で行われたもの。
この対策には、SMSワンタイムパスワード（OTP）よりも安全な認証方法への移行、詐欺検出の強化、イーバンク・サービスの初回登録時の確認とクーリングオフ、1台のモバイル機器またはセキュリティデバイスのみの登録許可、24時間365日の顧客向け専用苦情処理窓口が含まれる。