タイプーサムと元宵節が同時に到来

マレーシアは複数民族が共存する多文化の国だが、2月5日はそれを象徴する出来事があった。
4日から5日にかけて、インド系の人々は「タイプーサム」のパレードが行われた。市内から郊外のバトゥ洞窟に向かう戦車が通るさなか、中華系の人々は5日の満月が旧正月後初めてとなる「元宵節（マレーシアでは福建語でチャップ・ゴー・メーという）」を祝った。
クアラルンプール中心地のアンパン通りでは、戦車と獅子舞が同時に現れる「混乱」が起き、インド系、中華系の人々が互いに祭りを祝う一幕もあったという。
なお、元宵節はランタンフェスティバルとも呼ばれ、ちょうちんのようにランタンをかざして祝う習慣がある。
一方、スランゴール州警察によると、タイプーサムに合わせて30万人以上がバトゥ洞窟を訪れたという。